外来

食支援外来

「食べる」ということは、生きていくために、必要不可欠なことですし、大きな楽しみでもあります。しかし、さまざまな病気や老化によって、「食べる」ことが難しくなることがあります。食べられなくなれば、体を維持することが難しくなり、元気で自立した生活を保てなくなってしまいます。

また、飲み込み(嚥下)がうまくできなくなれば、誤嚥性肺炎などを繰り返すようになります。 超高齢化社会を迎えつつある私たちにとって、食べることに問題を抱える人たちは増えています。

元気で食べ続けるためには、予防が一番大切ですが、食べることに困難がみられるようになった場合には、専門的な評価に基づいた対応が必要になることがあります。しかし、どこに相談すればよいのかわからないという声も多く聞こえてきます。このような背景から、みどり病院では、「食」に問題をかかえる方たちの、相談窓口である「食支援外来」をやっています。
食べられなくなってきた。飲み込みが悪くなってきたというような方へのお手伝いができれば幸いです。

どのような方が対象となるのか?

  • 食べたり、飲み込んだりする働きに問題がある方
  • 栄養状態に問題(やせが進む)がある方
  • こんな症状が心配な方
  • 食事の量が減ってきた・急に体重が減ってきた
  • 食事や水分を飲むときにしばしばむせる
  • のどに唾がたまって、ゴロゴロ(痰が絡まる感じ)する
  • 肺炎や発熱を繰り返す

受診の際にお願いしたいこと

  • 診療は完全予約制となっています。混雑状況によっては、受診までにお時間をいただく場合もあります。
  • 他院通院中や施設入所中の方は、あらかじめ主治医の先生や、施設の職員の方に、診療情報提供書の記載をお願いしてください。書式は決まったものはありませんが、下記の診療情報提供書に沿った内容をお願いいたします。診療の結果は、主治医の先生や、施設へご報告します。
  • お薬手帳を必ずお持ちください。
  • 「むすびあい手帳」をお持ちの方は持参ください。
  • 初診日(水曜)、検査日(火曜または木曜)、説明日(水曜)の3回受診していただきます。ご家族の同伴をお願いいたします。

食支援外来の流れ

日常生活をよく知るご家族も付き添われることが大切です。
概ね、1ヶ月〜1ヶ月半かかります。

予約 予約方法
(予約受付:025-244-0080 午前8:30〜午後5:30 休日を除く)
・かかりつけ医がいる場合:まず主治医の先生に相談した上で、できるだけ医療機関からご連絡ください。
・かかりつけ医がいない場合:ご本人、ご家族からお電話をください。
食支援外来診療情報提供書

ダウンロード


できるだけ同様の情報をいただければありがたいです
・かかりつけの医師がいる場合は、初診までに診療情報提供書をもらってください。
・施設入所中の方は、施設職員にわかる範囲で情報を記載してもらってください。
初診日 受付(正面玄関左) 保険証、診療情報提供書、お薬手帳,むすびあい手帳などをご用意ください。
必ずご家族の付き添いをお願いします。
診療依頼書、問診票記入
看護師による身長・体重測定など
管理栄養士による栄養評価と食事の聴き取り 栄養評価質問票、現在食べている食事の聴き取りなど。
言語聴覚士による簡単な嚥下機能の評価 嚥下機能問診票、口腔の状態の評価、反復唾液嚥下テスト、改定水飲みテストなど。
医師による患者さんやご家族への問診・診察・説明 担当医が患者さんへの問診・診察・説明を行い、必要な検査を予約します。
看護師による検査等の説明 検査を行う場合は、看護師により検査についての説明を行います。
検査日 受付(正面玄関左) 診察券、保険証、予約票を受付にお出しください。
外来 ⇒ 検査室 簡単な診察の後、検査室で、嚥下造影(VF)や嚥下内視鏡(VE)を行います。
必ずご家族の付き添いをお願いします。
説明日 結果説明(医師・管理栄養士・言語聴覚士) 問診、診察、検査結果を、多職種で検討し総合的に判断します。
検査の結果や食事についてのアドバイスなどを行います。
必ずご家族の付き添いをお願いします。
※結果については、紹介元の医療機関・介護施設等にも情報提供します。

診察日・検査日

食支援外来
(午前:完全予約制)
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検査日
(午後)
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食支援外来 診察担当表

食支援外来
(午後1:00〜4:00)
齋藤 泰晴(完全予約制)
検査
(午後2:00〜3:00)
和泉 由貴(完全予約制) 齋藤 泰晴(完全予約制)


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