神経難病治療・
リハビリテーション

多職種の専門家が連携して治療・リハビリテーションにあたります。
初期診断から終末期対応まで、お気軽にご相談ください。

近年、患者が大幅に増加しているパーキンソン病は、多彩な症状を呈する疾患です。
振戦や歩行障害などの運動症状のほか、便秘・起立性低血圧などの自律神経症状、認知症の低下、幻覚・妄想・抑うつなどの精神症状、睡眠障害などがみられます。
これらの治療には投薬の他、早期からの嚥下機能評価・リハビリテーションの有用性が注目されています。

ご依頼いただくことの多い内容

  • パーキンソン病か他疾患かの鑑別
  • 介護サービス、難病、身体障碍者の手続き
  • 認知機能や精神症状の評価
  • 運動症状や非運動症状の薬剤調整(薬価も考慮)
  • 病院あるいは老健でのリハビリテーション
  • 肺炎、尿路感染、心不全などの合併症の治療
  • 骨折後の鎮痛管理およびリハビリテーション
  • レスパイト目的の入院
  • 介護サービスの再検討や住宅改修中の短期入院
  • 胃瘻造設
  • デバイス療法としての経腸療法
  • 看取りまで含めての長期療養

当院で介入させていただくポイント

  • ご紹介いただいた方は,状態が落ち着いた後は、かかりつけの先生に引き続き御診療いただいています。
  • パーキンソン病の薬物調整などのご依頼があれば、当科外来と併診させていただいています。
初期
  • 症候からパーキンソン病を疑う
  • 精査、抗パーキンソン病薬の反応性などから診断をつける
  • 外来リハビリ、通所リハビリなどを提案
中期
  • 訪問リハビリ・訪問看護や、老健での集中的なリハビリテーション
  • 認知機能が低下した患者さんにも対応
  • 短期入院で、症候の日内変動や非運動症状の評価および薬剤調整、集中的なリハビリテーション
  • 入院中に、ご本人やご家族の要望を踏まえた退院支援
進行期
  • 要望に応じて、繰り返しの定期入院、レスパイト入院など
  • 摂食機能低下による誤嚥性肺炎や脱水などの内科合併症、繰り返す転倒、認知機能低下や精神症状への対応、胃瘻造設
  • 病院外での生活が困難になった際は,長期療養や看取り

神経難病リハビリ入院

  • 早期から充実したリハビリテーションを提供し、在宅復帰を目指します。
  • 専門医による抗パーキンソン病薬などの薬剤調整、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士によるリハビリテーションにくわえて、褥瘡対策チーム、栄養サポートチーム、認知症サポートチームが介入し、チームでサポートします。
  • 歯科衛生士による口腔ケアや、必要に応じて歯科医との連携を行っています。
  • 医療ソーシャルワーカーが生活状況の把握や適切な介護サービスの使用状況、身体障害者や指定難病の申請状況の確認を行います。

多職種が連携し,その時々の困りごとに対応を施してできるだけ元の生活が維持できるように支援します。

当院から他機関との連携に向けての取り組み

「その人の生活とその先を考えるリハビリテーション」

生活する「地域」のことを知り・顔の見える連携を大切にしたい。

  • 在宅生活に即した退院支援、自宅環境の確認
  • 専門性を活かした家族指導
  • 自主トレや家での日課についての指導
  • わかりやすい情報提供書の作成


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